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BCP×健康経営を両立する備蓄戦略|乾燥野菜活用法

目次

この記事でわかること

  • BCPと健康経営を同時に満たす食品備蓄の考え方
  • 乾燥野菜を活用したローリングストック戦略
  • 総務部門の業務負荷を減らす運用のコツ
  • 経費計上の方法と費用対効果

BCP対策と健康経営、別々にやっていませんか?

「防災備蓄は総務の仕事、健康経営は人事の仕事」——こんな縦割りになっている企業は少なくありません。

でも、よく考えてみると食品備蓄という切り口では、この2つは重なる部分がかなりあるんです。

項目 BCP(防災備蓄) 健康経営(食事施策)
目的 災害時の従業員の安全確保 従業員の健康維持・生産性向上
手段 食料・水の備蓄 食事環境の整備
管理部門 総務・防災担当 人事・健康経営推進
費用 防災関連費 福利厚生費

ここで乾燥野菜の出番です。乾燥野菜は常温で長期保存ができて、日常的に食べてもおいしい。つまり、防災備蓄品としてストックしながら、ふだんは福利厚生の食事サービスとして使えるわけです。

一石二鳥の発想

この「ローリングストック × 福利厚生」の組み合わせには、3つのメリットがあります。

  1. 備蓄品の廃棄ゼロ: 日常消費で自然に入れ替わる
  2. コストの二重計上回避: 福利厚生費に一本化できる
  3. 管理工数の削減: 総務と人事の共同施策にできる

具体的な運用モデル

モデルケース: 従業員50人のオフィス

項目 数値
備蓄必要量(3日分) 50人 × 9袋 = 450袋
日常消費量 1日15〜25袋(利用率30〜50%)
月間消費量 約400〜550袋
月間補充量 消費量と同量
常時ストック量 500〜600袋(備蓄分+バッファ)

つまり、月1回の補充発注で、備蓄と日常消費を同時に回せます。

在庫管理のルール

  • 最低在庫ライン: 450袋(=3日分備蓄)を下回らない
  • 発注トリガー: 在庫が500袋を切ったら補充注文
  • 棚卸し: 月1回、在庫数と賞味期限を確認
  • 配置: 古いものを手前に(先入れ先出し)

このルールを決めておけば、特別な管理システムがなくてもExcelの在庫管理表ひとつで運用できます。

経費計上の方法

福利厚生費として計上するパターン

日常消費分は福利厚生費として処理できます。全従業員が利用可能な食事サービスとして社内規程に明記しておくことがポイントです。

防災関連費として計上するパターン

備蓄目的の在庫分は消耗品費や防災関連費として計上する方法もあります。ただし、ローリングストック方式の場合は在庫と消費の区別がつきにくいため、福利厚生費に一本化する方が管理がシンプルです。

費用シミュレーション(50人企業)

項目 月額 年額
乾燥野菜仕入れ 約40,000〜60,000円 約48〜72万円
管理工数(月1回発注・棚卸し) 約2時間 24時間/年

年間50〜70万円で、BCP対策と健康経営の食事施策を同時にカバーできるわけです。置き型社食サービスの月額6〜7万円と比較しても、コスト効率は高いと言えます。

導入のステップ

ステップ1: 必要量の算出(1日)

従業員数 × 9袋(3日分)= 最低備蓄量を計算。バッファを含めて常時ストック量を決定。

ステップ2: 設置場所の確保(1〜2日)

休憩スペースや給湯室に棚を1つ設置。乾燥野菜は軽量なので、上棚やデッドスペースでOK。

ステップ3: 社内規程の整備(1週間)

福利厚生規程に食事サービスの項目を追加。防災マニュアルにも備蓄品として記載。

ステップ4: 運用開始(即日)

初回発注後、到着したらすぐ運用開始。従業員への周知は社内メールやポスターで。

ステップ5: 効果測定(3か月後)

利用率・在庫回転率・従業員満足度を確認。健康経営の申請に使えるデータを蓄積。

よくある質問

Q1: ローリングストックで備蓄量が足りなくなることはありませんか?

最低在庫ラインを設定しておけば、日常消費で備蓄が底をつくことはありません。たとえば「450袋を下回ったら消費を一時停止」というルールを決めておくと安心です。

Q2: 乾燥野菜は水やお湯なしでも食べられますか?

そのままスナックのように食べられるものもありますが、基本的にはお湯や水で戻して食べるのが一般的です。災害時はカセットコンロでお湯を沸かすか、水戻しで対応できます。

Q3: 他社で導入事例はありますか?

乾燥野菜のローリングストックを正式に制度化している企業はまだ少ないですが、オフィスコンビニや置き型社食の延長で乾燥野菜を備蓄兼用している企業は増えています。先行者メリットがある分野です。

Q4: 防災訓練に組み込めますか?

年1回の防災訓練で乾燥野菜の試食会を実施する企業もあります。備蓄品の味を事前に知っておくことで、災害時のストレスを軽減できます。試食会の実施記録は健康経営の申請書類にも使えます。

Q5: Agritureの乾燥野菜で備蓄対応はできますか?

はい。Agritureでは企業の従業員数に応じた備蓄プランのご提案が可能です。京都の自社工場で製造した国産乾燥野菜を、定期配送でお届けします。ローリングストック運用のアドバイスも含めてご相談ください。

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この記事を書いた人

小島 怜のアバター 小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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