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レモンフレーバーの人気が継続する理由と最新トレンド活用術

揚げ物の添え物から、飲料・スイーツ・調味料の主役へ。

レモンフレーバーは今、食品業界で最も注目される存在です。2020年代に入ってからも市場は拡大を続け、オレンジやグレープフルーツを抑えて柑橘系フレーバーのトップを走り続けています。この人気の背景には、消費者の健康志向の高まりと、レモンが持つ多面的な魅力があります。

本記事では、レモンフレーバーが長期的に支持される理由を消費者ニーズと市場動向から分析し、飲料・スイーツ・調味料など各分野での最新活用事例をご紹介します。

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目次

レモン市場が拡大し続ける背景

レモン市場は過去5年間で顕著な成長を遂げています。

財務省貿易統計によれば、レモン輸入量は2016年の約4万9,293トンから2018年には約5万2,578トンへと右肩上がりで増加しました。国内収穫量が約8,000トンであることを考えると、日本のレモン市場の8割強を輸入が占めており、需要の高まりが明確に表れています。

飲料メーカー各社の動きも活発です。サントリー食品インターナショナルの調査では、オレンジやグレープフルーツがほぼ横ばいで推移する中、レモンだけが5年間連続で伸長しています。ポッカサッポロフード&ビバレッジのレモン事業も前年比108%を記録し、「キレートレモン」は2019年度に過去最高出荷量を更新しました。

健康志向がレモン人気を後押し

レモンの人気を支える大きな要因は、健康意識の高まりです。

レモンに豊富に含まれるクエン酸は、日常生活や運動後の疲労感を軽減する機能性成分として注目されています。2024年度には「キレートレモンクエン酸2700」シリーズが前年比2桁増で伸長し、ブランド全体の成長をけん引しました。クエン酸2,700mgを配合した機能性表示食品として、継続的な飲用による健康サポートが評価されています。

さらに、レモンの果皮にはリモネンやシトラールといった香気成分が豊富に含まれており、これらは香りによるリフレッシュ効果も期待できます。鮮度の良い状態で加工されたレモンは、香りが際立つ高付加価値素材として、製菓やドレッシング、フレーバーオイルなど幅広い用途で活用されています。

飲料分野でのレモンフレーバー最新トレンド

飲料業界では、レモンフレーバーの進化が続いています。

無糖・プレーンサワーの台頭

2021年以降、RTD市場においてレモンフレーバーは圧倒的なシェアを誇ってきました。サントリーの調査では52.7%、サッポロビールの調査では44%という高い構成比を示していました。しかし、2025年に入ると市況に変化が見られます。

インテージの全国小売店パネル調査によれば、レモンフレーバーの販売規模は2021年を100とすると、2024年には91まで減少しています。これは市場全体が横ばいで推移する中での減少であり、単純にレモンフレーバーの売れ行きに陰りが見える結果となりました。

この変化の背景には、無糖やプレーンサワーの台頭があります。コロナ禍以降、家飲みの機会が増え、「つい飲み過ぎてしまう」「翌日の負担が気になる」といったニーズが顕在化しました。無糖テイストは、さっぱりした口当たりが食事の味を邪魔しないと好評を博し、日常使いしやすいカテゴリーとして定着しています。

レモン果汁・輪切りレモンを使用した本格派商品

香料ではなく、レモン果汁や輪切りレモンを使用する商品がトレンドになりつつあります。

サントリーの「サントリー天然水Clearレモン」、ポッカサッポロの「キレートレモン ダブルレモン」、キッコーマン飲料の「デルモンテ スパイシージンジャーレモン」、伊藤園の「自然派Water 輪切りレモン×水出しミント」など、よりレモン感を感じられる商品が続々と登場しています。

2025年9月には、ポッカサッポロから「キレートレモンPuLemon」が新発売されました。スイートレモンピールエキスと減酸レモン果汁をブレンドし、無糖なのにほのかな甘みを感じられる”レモンの新価値体感飲料”として注目を集めています。

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スイーツ・製菓分野でのレモン活用事例

スイーツ業界でもレモンフレーバーは存在感を増しています。

塩レモン味の夏季限定商品

明治は2025年7月、「明治ブルガリア フローズンヨーグルトデザート 塩レモン」を発売しました。ヨーグルトを混ぜ込んだなめらかでコクのあるアイスを、ほんのり塩を配合したレモン果汁ソースで包み込み、レモンの風味をいっそう引き立てています。

SHIBUYA109 lab.の「トレンド予測2025」ではフローズンヨーグルトが選出されており、Z世代を中心にヨーグルトを使った商品への注目が集まっています。塩レモンという組み合わせは、夏の暑さの中で爽やかさとミネラル補給を両立させる工夫として評価されています。

米菓でのレモンフレーバー展開

岩塚製菓は2025年5月、「ふわっと<塩レモン味>」を発売しました。新潟県産米を100%使用してふわっと柔らかく仕上げたエビ生地に、瀬戸内レモンを使用したシーズニングで味付けしています。サクッととろける食感にさっぱりとした味わいで、初夏のおやつや茶請けとして好評です。

このように、レモンフレーバーは洋菓子だけでなく、和菓子や米菓といった伝統的な菓子分野でも新しい価値を生み出しています。

家庭でレモンフレーバーを楽しむアイデア

業務用だけでなく、家庭でもレモンの魅力を最大限に引き出せます。

生鮮レモンの選び方と保存方法

国産レモンは皮が薄く香りが豊かで、マーマレードやレモンピールとして加工されやすい傾向があります。広島県・愛媛県・和歌山県などが主要産地です。一方、輸入レモンは果汁量が多く、業務用飲料や大量調理に向いています。アメリカ・チリ・南アフリカなどが中心です。

輸入レモンはワックス処理やポストハーベスト農薬の問題があるため、皮を使用する場合は国産の無処理レモンがおすすめです。鮮度維持のためには冷蔵保存が基本で、乾燥を防ぐためにポリ袋に入れて保存すると良いでしょう。

ドライレモンやレモンパウダーの活用

生鮮レモンは鮮度管理が課題ですが、乾燥・ペースト・パウダーなど保存性を高めた二次加工品も注目されています。

輪切りのドライレモンは飲料、グラノーラ、焼き菓子などに使われ、果皮の香りが残りやすいため視覚的な訴求にも優れています。ただし、熱風乾燥は熱の影響でレモンの香りがやや弱くなる点が課題です。香りを重視する場合は、生鮮レモンやフリーズドライ製品を選ぶと良いでしょう。

レモンパウダーは、スムージーやヨーグルトに混ぜたり、調味料として使ったりと、手軽にレモンの風味を加えられる便利なアイテムです。

まとめ:レモンフレーバーの魅力を最大限に活用しよう

レモンフレーバーの人気は一過性のブームではなく、健康志向や多様な味覚ニーズに支えられた持続的なトレンドです。

飲料分野では無糖・プレーンサワーの台頭により市場が多様化していますが、レモン果汁や輪切りレモンを使用した本格派商品は依然として高い支持を得ています。スイーツや製菓分野では、塩レモンやフローズンヨーグルトなど、新しい組み合わせが次々と生まれています。

家庭でも、生鮮レモンの選び方や保存方法を工夫し、ドライレモンやパウダーなどの加工品を活用することで、レモンの魅力を最大限に引き出せます。香り・酸味・色合いという三つの要素を兼ね備えたレモンは、今後も食品業界で重要な基幹原料として活用され続けるでしょう。

あなたもレモンフレーバーの最新トレンドを取り入れて、日々の食生活をより豊かにしてみませんか?

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この記事を書いた人

小島 怜のアバター 小島 怜 Agriture CEO

株式会社Agriture CEO/乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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